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コラム 牧師の書斎から

2009年1月4日 小平牧生師

明けましておめでとうございます。

北米ホーリネス教団の聖会の奉仕のためにロサンゼルスに来ています。昨年の漢字は「変」でしたが、アメリカに来るとそれは日本だけではないことを感じますね。一年前の春は世界中で原油の価格暴騰が話題になっていました。半年で原油価格が三倍になり、昨年の夏前にはアメリカでもガソリンの価格は一ガロン4ドルくらいの値をつけていたそうです。10年前にアメリカに来たころは1ドルを切っていましたからそれは大変な高騰だったことになります。値段としては日本のガソリンの値段レベルだったわけですが、アメリカの社会では、それは厳しい状況でしょう。しかし半年でその価格が逆に暴落して今は1ドル20セント位のガソリンスタンドが目立ちます。不思議なことは、日本も同じですが、半年前はみんなそろって原油価格の下落を期待してそのための方策が議論されていたのに、今価格がこれだけ下がったことが注目されることはありません。次から次に問題にばかり目が行って、悲観論ばかりが私たちの世界を覆っているように思います。
「草は枯れ、花はしぼむ。しかし、神のことばは永遠に立つ。」変わる社会の中で、変わらないみことばに私たちはしっかりと信頼しましょう。移りゆく社会の悲観論に振り回されて、あなたの人生から喜びが奪われてはなりません。