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コラム 牧師の書斎から

2009年12月27日 小平牧生師

すばらしいクリスマスの時を過ごし、今日は今年最後の日曜日です。心から礼拝をささげましょう。
今日は、礼拝後に教会総会を行います。まず最初に、長い間このためにお祈りいただいた皆さんに感謝します。同時に、三年という長い時間がかかったことについてお詫びします。主任牧師である私の未熟さと主に対する信仰のなさが、役員をはじめ教会員の皆様に忍耐を強いたことであろうと思います。今日の総会を迎えることができるのは主の恵みとあわれみのゆえです。皆さんもよく支えて下さいました。
今から三年前に松沢牧師と教会員のSさんが亡くなられた出来事は、すべての方々にとって驚きであり大きな悲しみと痛みでした。ともに礼拝をささげていた兄弟姉妹の中には、この事実を受けとめることができずに心の痛みを抱えて教会を移られた方々もおられます。あるいは私のことばや姿勢に傷ついて去られた方もいます。その方々には申し訳ない思いでいっぱいですし、神様の愛と癒しを祈ります。しかし、そのような中で誰よりも大きな痛みを受けられたのは亡くなられたSさんのご家族であることは間違いがありません。私たちにはどうしようもないことであり、その悲しみを癒すことができるのは神の愛以外にありませんが、しかし私たちには神の家族として負うべき責任があります。その責任を教会として受けとめて負っていくために祈りつつ取り組んできた結果、ようやく今日の総会に提案させていただいたような道が備えられました。
その内容について皆さんには様々なお気持ちや考えがあるはずです。しかしお願いしたいことは、主が与えて下さった答えとして喜んで感謝してともに受けとめていただきたいのです。私たちがこの出来事から学ぶべきことは多くあります。悔い改めることがらもさらにあるかもしれません。もちろん私たちはこの出来事を忘れません。しかし、今日以降、すべてを神様に委ねましょう。今日の礼拝と総会をもって私たちは将来に向きましょう。そして新しい年を迎えましょう。この成増教会を通して神の愛に触れなければならない人々があふれています。