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コラム 牧師の書斎から

2011年3月6日 澤村信蔵師

早いものでもう3月になりました。本年の教会総会は、3月20日に行います。今年教会が目指すことをいくつかに分けて記します。

第一に、目指すもの、それは礼拝の充実です。礼拝は私たちの生活の基盤となるべきものです。私たちのためにいのちをささげてくださった方を心からあがめ、神様から恵みを頂いて、社会に出て行くのです。私たちの帰るところがこの礼拝です。何をするよりもまず、毎週ささげられている礼拝をさらに良きものにしたいと思います。

今も毎週の礼拝の為に、朝9時から賛美チームのメンバーは祈り、準備をし、礼拝に備えてくださっています。よりよいものをささげようとしていてくださるその姿にいつも心から感謝しています。そして、いつも最高のものがささげられていると思います。だから、プログラムを変更しようとかそういうことを思っているのではありません。外側よりむしろ内側の問題です。どのような思いで礼拝に出ているのか、一つ一つの賛美に祈りに心を注いでいるのか、そのことを点検したいのです。たとえば、礼拝の中では主の祈りがささげられます。その主の祈りをどのように祈っているのでしょうか。ある先生は、夜寝る時に主の祈りを祈られる。そしていつもある所にくるとむなしいなと感じてしまうのです。それは、日ごとの糧を与えたまえという祈りです。今から寝るのに糧を与えてもらってもとむなしくなるそうです。むなしくならなくてもと思う反面、ああこの先生は主の祈りを現実のものとして祈っておられるのだと感じました。私たちにとって主の祈りは祈りになっているでしょうか。賛美もそうです。口からどんなに賛美の言葉が出てきても本当にそうだという思いがなければ、本当の賛美にはなっていないのではないでしょうか。私たちはこの年心からの礼拝を主にささげていきましょう。