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コラム 牧師の書斎から

2011年8月14日 小平牧生師

「人生はあなたが中心ではありません。人生の目的は、個人的な達成感、心の安らぎ、幸福といったものよりも遙かに偉大なものです。また、あなたの家庭や職業、夢や野心などよりもずっと偉大なものです。自分がなぜこの地上に存在しているかを知りたければ、まず神から始めなければなりません。あなたは神の目的に従って、しかもその目的のために生まれたのです。人生の目的というテーマは、いつの時代も人々の悩みの種となっています。その理由は多くの場合、私たちが誤った出発点、すなわち「自分」から出発していることにあります。私は何になりたいのか。私の願いは。私の将来の夢は。等々。質問の中心にはいつも「自分」が居座っているのです。しかし、自分を中心に考えていても人生の目的は見えてきません。…あなたは神によって、そして神のために造られました。その逆ではありません。このことが理解できるまで、人生は決して意味をもちません。人生とは、神の目的のために自分自身を用いていただくことであって、神を自分の目的のために利用することではないのです。」

アメリカのサドルバック教会のリック・ウォレン牧師の「人生の目的」の第1日目の冒頭の箇所です。この本は40日にわたって読むようになっていますが、この冒頭の内容を理解しない限り、あとに進んでも意味はありません。しかし、「すべてを神から始める」ならば、あなたの人生にどんな困難な問題があろうと、教会にどんな試練やつまづきがあっても、社会に災害や悲惨なできごとが満ちあふれても、あなたの人生には意味があります。