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コラム 牧師の書斎から

2012年7月1日 澤村信蔵師

先日、日本の排他的経済水域(EEZ)の深海で220年間使用できる大量のレアアースが埋蔵された事実が確認されたと報道されました。東京大学研究チームはハワイ島を含んだ太平洋中央部約880万平方キロメートルと南東部タヒチ島周辺240万平方キロメートル地域の合わせて1100万平方キロメートルの海底にレアアースが埋蔵されている事実を明らかにしました。海底の泥層にハイブリッド自動車のモーターに使われるジスプロシウムやLCD(液晶ディスプレイ)テレビに使われるテルビウムなど高濃度のレアアースが大量に含まれていたのです。今日本が使用している量の220年分があすそうです。その他にも、日本の海底には、石油に代わるようなメタンハイドレードも大量にあります。日本にも埋もれている宝があると聞くとなんだかうれしくなりますね。何も資源がない国であった日本もいつの間にか資源大国になるなんて未来もあるかもしれません。ただこれらの物を海底からどうやって引き上げるのかそれはこれからの大きな課題です。その技術が確立されない限りは、宝の持ち腐れになってしまいます。私たちもこの土の器にイエス・キリストという宝を持つものです。最高の宝を持っていることを知るだけでも心はうきうきしてきますが、でも、その宝を用いないと、結局、宝の持ち腐れになってしまいます。イエスがいても何にも変わらない人生を送ってしまいます。宝を用いるためには、その宝のあるところに行く必要があります。同じようにイエスという宝を用いるためには、イエスに触れることが必要です。イエスはいつも心にいてくださいますが、このお方がいることをいつも意識することが大切なのです。イエスがともにいることを頭で知るのではなく、魂で知るのです。イエスに触れ続けるなら、イエスが私たちに必要なすべてを満たしてくださいます。今日も、私たちを満たしてくださるイエスを心からあがめましょう