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コラム 牧師の書斎から

2012年9月23日 澤村信蔵師

17日~19日 日本青年伝道会議(国立オリンピックセンター)に出席して来ました。2009年9月に札幌で行われた第5回日本伝道会議の青年プロジェクトにおいて、青年宣教に関して集中して取り組む機会を設けて欲しいという声があがり、数年以内に日本青年伝道会議を開催するという志を全会一致で確認しました。そのプロジェクトの思いが結実したのがこの会議です。青年宣教のための方策やビジョンを分かち合ったり、ともにメッセージを聞き、チャレンジを受ける時となりました。主に首都圏からではありますが、3日間で、延べ1300名以上の方が参加しました。今回私は事務局のお手伝いで参加したためほとんど集会は出ることが出来なかったのですが、参加して本当に良かったです。特に集会を終えて出て行く参加者の顔がとても良かったので、それを見るだけでも本当に恵まれました。また、ともに労された先生方のお姿を見て、とても教えらえることが多かったです。そういう先生方と交わりが出来、本当に良かったです。

そして、私自身も唯一参加したとも言っていい集会で一つのことを教えられました。それは、「教会には青年が沢山いる」ということです。「この町には、わたしの民がたくさんいるから」(使徒18:10)とあるように、いないと思っている青年が教会には沢山いたのです。ただ、その青年たちが教会につながっていないだけなのです。ある統計によると、クリスチャンホームの子どもたちで、洗礼を受ける割合は、7割ほどで、その人たちが全部教会に残っているとすると、平均15名~20名ほどの人が教会にいる計算になるそうです。しかし、その3割弱ほどしか定着していないために、教会は4~5名しか青年がいないのだというのです。多くの青年たちが、教会を離れてしまったから、結果としていなくなって見えるだけで、青年はいるのです。その話を聞きとても励ましを受け、またチャレンジを受けました。多くの青年が教会に来るように働きをすることも大切です。しかし、今いる青年たちを大切にする、また未来の青年たちを大切にすることによって、青年があふれる教会がたてあげられていくのです。でも、これは青年だけではないですね。今来られている一人一人を大切にする群れとなっていきましょう。そうすることによって、さらに祝福された教会となるのです