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コラム 牧師の書斎から

2013年1月20日 澤村信蔵師

先週の月曜日、関東地方は大雪に見舞われました。皆さんは大丈夫でしたでしょうか?
私は、東北教区の新年聖会の御用で、福島県いわき市にある四倉教会に行ってきました。成増からは230㎞ほどでほとんど高速道路なので、3時間もあれば着くということで、朝早く家族で車で出発することにしました。遅れるわけにはいかないということで、少し早めに出ようと6時半過ぎに出ました。雪は降ってきましたが、守られて9時半にはもう四倉に着いていました。2回の御用を無事終えて外に出てみると、結構雪がつもっていました。ノーマルタイヤでしたので、そのまま泊まろうかとも思いましたが、次の日どうしても行かなければならない会議があり、すぐに帰ることにしました。高速に乗るまでの6㎞ほど、少し滑りながら本当にどきどきびくびくでしたが、なんとか高速に乗ることが出来、ああこれでもう安心と思ったのもつかの間でした。しばらくたつと、岩間から三郷通行止めという文字が目に入ってきました。福島よりも関東の方が雪がひどく高速を降りなければなりませんでした。高速降りてからの~110㎞は恐怖でした。車は進みませんし、タイヤはつるつる滑ります。突っ込んでいる車や、放置されている車に何台遭遇したかわかりません。家に着いたら、朝の6時ごろ、実に15時間ほどが経過していました。雪の中を200㎞以上もノーマルタイヤで走るなんて馬鹿なことをしたと思います。途中から、神経を使いすぎて、胃が痛くなりました。でも、同時に私にとっては幸いなひとときでもありました。それは、神とともにいることを実感できた時だったからです。もうあの状況に追いやられたら祈るしかありません。そして神はその祈りに応えてくださって、瞬間瞬間助けてくださり、無事家にまで届けてくださいました。今も守られている、ああ主が私とともにいてくださったのだとずっと実感して帰ってきました。そういう意味で最高の時でした。でも、よく考えると普段も主はともにおられるのです。それを私たちが意識していないだけなのではないでしょうか?私たちが主に心向けるなら、そこに主がともにおられます。今日も主を意識して主とともに歩んでいきましょう。