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コラム 牧師の書斎から

2013年5月19日 澤村信蔵師

あるところから本が送られてきました。本の題名は「平和を愛する世界人として」何かなと手にとって良く見てみると統一教会の文鮮明の自叙伝でした。送り先は、統一教会の池袋支部からでした。本自体はまだ目を通していないのですが、統一教会の人たちはすごいことをするなと思いました。多くのプロテスタントの教会は、「私たちの教会はエホバの証人、モルモン教、統一教会とは一切関係がありません」。とか、「エホバの証人、モルモン教、統一教会などでお困りの方はご相談ください。」などをチラシに印刷し、無関係であることを強調しています。実際に、私たちと統一教会とは、同じ教会でも大きく違うことは事実です。でも、統一教会の人たちは、キリスト教会にいる私たちをも宣教の対象だと言わんばかりに、本を送ってくるのです。

エホバの証人もそうです。聖書学院にいる時、羽鳥の敷地に、若い青年と、年配の方の二人で訪ねて来られました。聖書に書かれている言葉を語り、御言葉の真実を語ると言葉数が少なくなり、帰っていかれました。また、成増教会に来てからもありました。5,6人の方が入って来られて、相談があると言われて応答しているとどうやら様子が違うのです。よくよく伺ってみると、創価学会の方々でした。その時も、キリストの贖いの真実を語りましたが、あちらも自分たちの方にこそ益があると語り平行線になってしまいました。結局、真実な神様は祝福してくださっているはずだからどちらが幸せになっているかまた時期がたったらお互いにお会いしましょうと別れました。与えられた物では決して負けるはずはないのですが、いつもあちらが入ってこられていることに気付かされます。私たちはもっと勇気をもって外へ出て行きましょう。かつての成増教会の先輩たちは、皇居にまで行って福音を伝えようとされました。「聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、わたしの証人となります。」(使徒1:8)聖霊に力を受けて、主の証人として福音をお伝えしましょう。