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コラム 牧師の書斎から

2014年6月29日 小平牧生師

青年のみなさん。私はいま56歳ですが、自分に与えられたこれまでの人生をふりかえって見るといろいろと失敗がありました。特に若い時は未熟さと愚かさのために思い出すと恥ずかしいことばかりです。しかし若い時に過ごした生き方に満足しています。成増にいた学生時代に、超教派の青年宣教大会という集まりに何回か参加しました。その集まりで本田弘慈という先生が次のように言いました。「いいですか、みなさん!10代や20代の時には人からバカだと叱られ笑われるくらいでないと、やがて大切な働きを任せられる人にはなれませんよ!」そしてその後につづけて「でも40代になってもまだバカな人は本当のバカです。」バカであるかどうかはいいとして、人生も信仰も何歳になってもいつでもどこからでもやり直せます。しかし私たちの人生をトータルで考える時に、若い時の間にすべきことがあります。若い時だからこそできることがあります。人生を竹にたとえるならば、若い時には若い時の節目を刻むことが大切なことだと思います。青年宣教大会のようにと願って教団で始めた青年全国大会が4年毎に行なわれており、今年も8月に軽井沢で行なわれます。このような集まりは、私たちの人生にしっかりと節目を刻むために役に立つ集まりです。「自分の生き方はこのままではいけない。」「親の信仰ではなく自分の信仰でしっかり立ちたい。」…日頃そのような思いをもっている人もいるでしょう。そういう人は節目をつくらなければなりません。ぜひ機会を逃さないで参加してください。あなたには参加できない理由や問題があるでしょう。でも問題があることが大切なのです。問題やリスクがないようなことは最初からやる価値はありません。一生のためなら一年を棒に振ってもいいのです。イエス様は「全世界を手に入れても生命を失ったら何の得になるのか」と言われましたが、一番大切なものを手に入れるために必要な犠牲は大胆に払えるのが、若い時のバカというものです。参加申し込みは澤村先生まで。