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コラム 牧師の書斎から

2014年9月21日 澤村信蔵師

 先日、ある方を訪問した帰り、その近くの教会に伺って、イスラエルに重荷をもっておられる牧師先生にお会いしました。基督聖協団の出身で、昔、ユダヤ人の方々と知り合いになって、彼らと一緒にハヌカの祭りや、過ぎ越しの祭りなどをされていたそうです。時には、100名を超える人と一緒にお祭りをお祝いされていたほどでした。今も、近くの教会の方々と一緒に、月に一度徹夜でイスラエルのために祈り続けておられます。その先生が、先日イスラエルに言って、不思議なことを聞いてきたと証ししてくれました。それは、パレスチナ側から、ミサイルが飛んできても、イスラエルは迎撃する用意をしていますが、当然ですが、網をくぐって迎撃できないものもあるそうです。ただ、その網を潜り抜けたミサイルが、不思議と市街地に落ちて大きな犠牲が出ることはないのだというのです。人がいないところに落ちたり、市街地の真ん中に落ちそうなミサイルは、突然の風で海に落ちたりするのだというのです。パレスチナの人たちも、なんで海に落ちるのか分からないと言っているのです。そのことを聞いた時、驚くと同時に、神様の聖名をあがめました。それはまさに、神風を吹かせて、神の民であるイスラエルを、今日も神ご自身が守っておられるからです。
 聖書の神、そして、私たちの神は、今も生きて働いておられるのです。イスラエルは、確かにメシアニックジューの方々はおられますが、いまだに国としては、主イエスを受け入れたというわけではありません。かつての列王記、歴代誌の時代、またイエス様の時代と変わらず、神様に背き続けているのが現状です。それでも、神様はイスラエルを守ってくださるのです。彼らが真実ではなくても、神様の真実のゆえに、今日も守ってくださるのです。そして、何があってもイスラエルを愛し、イスラエルを守り続けてくださる神だからこそ、今日も私を愛し、守ってくださると信じることができるのです。私たちはこの真実な神を今日も心から礼拝しましょう。それとともに、神様が愛してやまないイスラエルの民の回復のために、私たちも祈りましょう。