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コラム 牧師の書斎から

2014年10月26日 澤村信蔵師

 昨日、水澤吉史兄、朱美姉(旧姓田口)の結婚式が、アーサー先生の司式のもと神の豊かな祝福のうちに、家族や大勢の仲間たちとともにもたれました。結婚式に出席するごとに私はいつも気持ちの引き締る思いがします。特に、誓約のときです。病める時も、富む時も、貧しき時も、目の前にいるパートナーを愛すると誓うのです。普通に考えたら出来ないようなことを、みんなの前ではっきりと誓約するのですから不思議ですね。でも、私たちの幸いは、この誓約を自分自身よりも何よりも神様が覚えてくださっているということです。そして、この制約は「愛」だからできるのです。気持ちは、時とともに移り変わります。どんなに燃えていても、何年も、何十年も続くことはほぼありません。でも、愛は感情とは異なります。愛は決断です。環境や、気持ちを超えて、愛すると決断していくのです。だからこそ、敵を愛することも、あなたを憎むものを愛することが可能なのです。決断だからです。
 そして、昨日は、結婚する二人に私はこの結婚を成功させるのは誰かと問いかけました。二人で50%-50%を背負って、共同で結婚を成功させようとすると必ず不平不満が生じてきます。なぜなら、理想的に半分ずつを担っている時、生じるのが不満だからです。自分の目から見たら、6-4や7-3に見えてしまうからです。それは、自分自身がしていることは、苦労や手間すべてのことがわかりますが、相手のしていることは、表面的なことしか見えないからです。だから、50-50を目指すのではなく、100-0で行きましょう。この結婚を100%自分が成功させるんだ。なんとしてもやっていくんだ。愛していくんだと決断していくなら、相手が何かをしてくれたら、そこには、感謝しか生まれません。こんなこともしてくれて、本当にありがとう。あんなこともしてくれてありがとうと・・半分ずつして当たり前、このことはしてくれて当たり前ということではなく、何かをしてくれるたびにありがとうと言い合える夫婦であれば本当に感謝ですね。お二人の祝福をお祈りください。また続いて教会に素敵なカップルが生まれるようにお祈りしていきましょう。