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コラム 牧師の書斎から

2015年12月27日 澤村信蔵

この一年皆様にとってはどのような一年だったでしょうか。この一年を締めくくりに当たり、大切な2つのことをして新しい年を迎えたいと思います。
 第1のこと、それは、恵みを数え感謝をもって一年を閉じるということです。「主の良くしてくださったことを何一つ忘れるな。」(詩篇103:2)12月は、師走、師と呼ばれる人でさえも慌てて走りまわらなくてはいけないいうほど、何も特別なことをしなくても、時間だけが過ぎていってしまいます。でも、一度、神様の御前に、ゆっくりと心の深呼吸をさせていただく時を持ちましょう。この1年間、神様が私にどんな恵みを与えてくださったか。そのことが出来るのは、自分自身しかいません。私たちを支え、守り、導き、成長させてくださった神様の恵みに注目して、年の終わりを迎えましょう。辛かった、嫌なことを数えるのではなく、恵みと信仰という視点をもって、一つ一つ数えていきましょう。そうすれば、感謝と喜びで満たされていきます。
第2のこと、それは、神の前に、きよいものとして新たな年を迎えるという事です。年末大掃除を行いますが、心の中も大掃除をしましょう。何か引っかかっているものはありませんか。もし、何かひっかかるものがあるとすれば、今年の内に解決してしまいましょう。私たちの神様は、いつも私たちとともにいてくださるお方です。しかし、一つだけ私たちと神との交わりを閉ざすものがあります。それは罪です。罪はやっかいなものです。ほっておけばどんどん苦しくなってしまいます。でもだからといって、重箱の隅をつつくように、自分の罪をあら捜しする必要は全くありません。心に平安があればそれで十分です。たとえ悔い改めを忘れたことがあったとしても、神様は豊かに赦してくださいます。私たちを愛してくださるお方は、私たちをもっと自由にするために、罪も教えてくださいます。その時悔い改めをすればいいのです。「もし、私たちが自分の罪を言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。」(Ⅰヨハネ1:9)神に豊かに赦された喜びとともに新しい年を迎えましょう。