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コラム 牧師の書斎から

2016年1月3日 澤村信蔵

「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」 ローマ8:28この年、み言葉を掲げて前進していきましょう。
 神様は、すべてのことを働かせて益としてくださいます。神様の計画は実に不思議で、緻密です。また愛だけを動機として計画しておられます。その神様が今私たちをこの場におかれているのです。自分にとって受け入れがたい現状であっても、神様は、すべてをご存知で、すべてのことを働かせて益としてくださるのです。ヨセフは、「あなたがたは、私に悪を計りましたが、神はそれを良いことのための計らいとなさいました。それは、きょうのようにして、多くの人々を生かしておくためです。」(創世記50:20)と語りました。ヨセフの生涯に起きたように、神は他人の悪でも益に出来るのです。そして益としてくださる御計画は、ヨセフのみならず私たちすべての上にあるのです。
 そして、この働くという言葉は、ともに働くという意味があります。神様が、働かせてくださるというだけではなく、ともに働かせるのです。では、神様が誰とともに働くのかと言うと、それは私たち一人一人です。神様は、私たちに最高の人生を用意しておられます。でも、それが本当に最高になるためには、私たちもともに働く必要があるのです。神様に期待して、自分に与えられた役割を精一杯行う。そうすることによって、すべてのことが益になっていくのです。
 最後に大切なこと、それはこのことを私たちは知っているという事です。「神様は、私たちとともに、すべてのことを働かせて、益としてくださる」今日も信じて歩みだしていきましょう。きっと新たな年の歩み中で、わからなくなってしまう出来事も起こるでしょう。神様が自分に最善をしてくださるって本当なのかなという疑いが出る時が来るでしょう。そういう時にこそ、私は知っていると宣言していくのです。そして、そう信じて行動して行くのです。そうすれば頭の知識ではなく、心の底から、自分の体験として知ることができるのです。