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コラム 牧師の書斎から

2016年5月15日 澤村信蔵

昨日、メイキントン兄と真砂代姉の結婚式が持たれました。お二人の今後の結婚生活が祝福されますように共に祈っていきましょう。結婚式の中で最も大切なのは、誓約です。聖書の中には、誓ってはならないとあるから、誓約はしませんという人もいます。確かに、人間の誓いほどもろいものはありません。でも、結婚式の誓約は、これからどんなことがあっても、愛していくという決意を表す場です。そして、これは愛だからこそ、誓約できるのです。愛は、感情ではありません。好き嫌いの感情の問題であれば、時とともに移ろうことはあります。そして、感情をセーブすることは出来たとしても、感情を変えることは非常に難しいものです。でも、結婚式で誓約するのは愛です。愛だからこそ、誓約が出来るのです。愛は、決断です。この人ととともに生きていく、一緒にいるという決断だからこそ、誓約できるのです。そして、この決断は、式の時一度して終わりというのではありません。事あるごとに思い起こし今日もともに生きていくと日々決意して歩んでいくのです。
同じように私たちにも一緒にいることを願い、永遠に愛すると言ってくださるお方がいます。それが、主イエス・キリストです。イエス・キリストと教会の関係は、花婿と花嫁の関係と同じです(エペソ5:31~32)。このお方は、「わたしは世の終りまで、いつもあなたがたとともにいます。」(マタイ28:20)と約束してくださっています。まさに、いつもですから、富める時も、貧しい時も、健やかな時も、病める時も、どんな時も一緒にいてくださるのです。世の終りまでですから、永遠に愛すると誓ってくださっているのです。しかも神の約束ですからこれ以上確かなものはありません。新郎であるイエス様は、あなたと一緒にいると決意して、既に誓約してくださっているのです。イエス様が最初に愛を現してくださったのです。次に問われるのは、新婦である私たちです。私たちはこのイエス様の愛にどう答えていくのでしょう。そして、それは一度決断したから終わりというのではありません。日々このお方と一緒に生きていくと決意して歩んでいくのです。