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コラム 牧師の書斎から

2016年6月19日 澤村信蔵

皆さんは占いって信じていますか。クリスチャンでなくても、ほとんどの人が本気で信じていないと覆います。でも、朝のテレビ番組などでは、毎日何座が一番いいとか、今日のラッキーアイテムは何とかやっています。また血液型占いなどもあります。少し科学的な頭があれば、血液型で性格をきめられないことぐらいは明らかです。A型、B型、O型、AB型の4種類で人の性格を決めつけるのは、土台無理です。私は、小さいときずっとO型だと言われていました。姉と弟の時は計ったのですが、私は計測されなかったんですね。(もしかしたら橋の下でもらわれてきたのかも知れませんが・・)で、私がO 型だというと「そうだよね。信ちゃんはO 型だから、おおざっぱだし」って周りの人が言っていました。でも、小学生高学年になって泊りがけのキャンプに行くとき、念のためきちんと調べてみると、A型と判明しました。私自身も違ったんだと驚きましたが、その後も、A型だというと、周りの人は、「そうだよね。案外几帳面なところもあるし・・:」っていうのです。もうどっちやねんと突っ込みたくなります。結局、私が何と応えても、そうだよねと言いたいのですね。信じたいように信じているのです。もういい加減そういうものはやめにしてほしいと思うのですが、でもそういうものを信じないと生きていけない人が大勢いることの方が問題だと思います。だからこそ、巷に誰も本気で信じていない占いがはびこっているのです。自分を愛し受け入れてくれる神を知らないからこそ、別の何かにすがらざるを得ないのです。人間は、何か信じるもの、すがるものがなければ生きていけない存在なのです。占いに意味がないことは分かっています。でも、それでも何かには頼らざるを得ないから、すがるのです。そうであるなら、自分がどう認識していようと、神を必要としていない人は一人もいないのです。とすれば私たちができることは一つです。最高の神を知った私たちは、この素晴らしい福音を伝えましょう。