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コラム 牧師の書斎から

2017年1月15日 澤村信蔵

先週の月曜日、東京教区の新年聖会が成増教会で持たれました。午前は、成増の賛美チームが奉仕をし、午後は、三人の証し者の一人として、三上兄が素晴らしい証しをしてくだいました。また、新年聖会の準備の為に多くの方々が労してくださって本当に感謝いたします。心よりお礼申し上げます。午前の聖会では、重村正巳教区長がイザヤ54章1~3節から語られました。その要約を記します。現状は非常に厳しく思えることが多い。でも、神の約束は偉大です。大いなることを神様に期待し、大いなることを神のために計画することが大切なのです。中国に、初めてプロテスタント宣教が伝わったのは、1807年です。でも、1945年中華人民共和国が建国されてから様相が一変します。迫害が厳しくなり、皆が散らされていきます。しかし、その絶望と思われる時に、神のわざが始まったのです。会堂は壊されましたが、それぞれが家を解放して、家の教会となって多くの場所で礼拝がささげられるようになりました。聖書も焼き払われてしまいましたが、これまで以上に聖霊の声に耳を傾けるようになりました。そのようにして、多くの中国の人が今救われているのです。絶望とも思える状況こそ、神が働く時なのです。また、三ツ境キリスト教会が、数年前駐車場を与えられたというのもまさにそのような不思議な神のわざが起こりました。もともとあった教会の目の前の6軒長屋の2つを教会員が借りていてそこを駐車場として利用して数台停めていました。でも、持ち主が土地が売却し、駐車場が全くなくなるという恐れが出てきました。その時、ある人がふとではその土地を買ったらという発した言葉から物事が一転します。2軒分の家の土地を購入することができ、今まで以上に開拓当初からの願いの如くに駐車場が与えられたのです。まさに絶望が希望に変わったのです。私がやっても大したことはありません。しかし、神がやってくださることは素晴らしいことなのです。私たちはどれほど神に期待しているでしょうか。信じる者はどんなことでも出来るのです。新しい一年もこの偉大な神を見上げて行きましょう。