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コラム 牧師の書斎から

2017年5月14日 澤村信蔵

先日、ビル・ハイべルズ師のセミナーがあったので行ってきました。彼は、アメリカでも非常に影響力のある牧師ですが、一つ一つの言葉に力があり、多くの示唆をいただきました。最後に、こんなことを話してくれました。かつてビル・クリントンが大統領に就任した時、大統領の方から連絡を受けて、コーチングをしてもらえないかと頼まれました。ハイべルズ先生の本や説教などで非常に感銘を受けたからということです。そして、8年間一度も休まずその交わりは続けられたそうですが、ある時、二人でいると、お付きの人がやって来て、ヘリの用意ができていますから急いでくださいと言ったのですが、大統領がまだ祈ってないからもう少し待ってと追い出したのですが、もうしばらくして、今度は、黒いアタッシュケースをもって別の人が入ってきました。それは、噂では聞いたことがありますが、誰も見たことがないものですが、なんと核のボタンが入っているものでした。大統領とともに必ず移動しなければならないものなのです。でも、まだ祈っていないからもう少し待ってと大統領が言って、そのケースをハイべルズ先生のアタッシュケースの隣において、祝福の祈りをささげて、すぐに大統領は出て行きました。ハイべルズ先生は、核のボタン入りのアタッシュケースを見たということに衝撃を受けました。家族に言おうと興奮していた時、聖霊が語りかけられました。「なんであなたは興奮しているのか?」って。「だって、偉大な力、そのものではないですか。」というと、あなたのケースには何がありますか?「聖書だけです。」でも、その時目が開かれたのです。神の言葉は、絶望にある人に希望を与えます。悲しみにある人に慰めを与えます。どうしようもない人にも救いを与えます。この神の言葉を私は持っているではないかと。本当にそうですね。私たちは、すべてを破壊する核兵器のような力は持っていません。でも、すべてを益に変えることのできる、良いものを与える神の言葉を持っているのです。この神の言葉に今日も耳を傾けていきましょう。