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コラム 牧師の書斎から

2017年7月9日 澤村信蔵

「主は心の打ち砕かれた者をいやし彼らの傷を包む。主は星の数を数え、すべてに名をつける。」(詩篇147篇3~4節) 
私たちが住む太陽系には、2000億個の星があると言われています。そして、宇宙には1000億もの銀河があるそうです。すべての星の数はその掛け合わせですから、まさに数えきれないほど星はあります。しかし、目で見える星は、はるかに少ないですね。東京で見る星空は、本当に数えるほどです。でも、日本でも、条件が整えば、最大で4300ほどの星を見ることができるそうです。さすがにそこまでは見たことありませんが、でも、数えきれないほどの満天の星を見たことはあります。大分前になりますが夏期伝道の時に、鹿児島でそんな星空をみたことが忘れることができません。でも、ここには驚くべきことがかかれています。
神様は、その数えきれない星の一つ一つを創造されただけではありません。それこそ、目に見えない星も含めてすべて創造されたのです。その上、神様はその一つ一つに名前をつけられたのです。名前をつけるというのは、他のものとは違う、他のものでは代えることの出来ない特別なものとしての価値を認めるということです。
神様は、私たちが数えることができない星の数をも数え、すべてに名をつけるとおっしゃるお方です。当然、星の数を数えて、特別に扱ってくださる神様は、私たち一人一人をも特別に扱ってくださるのです。私たちは、自分はつまらないもの、人にも知られない小さな者だと思うことがあります。でも、神様の目で見るなら、つまらないなんてことはありえなく、私たちを特別なものとして、創造し、私たちでなければならない価値と意味を与えておられるというのです。そして、その神様が、私たちの心をいやし、私たちの傷を包んでくださるのです。私たちを特別に愛してくださる神様だけが、今日も私たちを特別に癒してくださるのです。一人一人の必要に応じて、特別に扱ってくださるのが私たちの神なのです。