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コラム 牧師の書斎から

2017年11月26日 澤村信蔵

「この方にいのちがあった。このいのちは人の光であった。光はやみの中に輝いている。やみはこれに打ち勝たなかった。」(ヨハネ1章4~5節)
 今年は、少し早いですが、この土曜日に飾りつけを行いました。クリスマスを待ち望むアドベント(待降節)は、クリスマスの4週前の日曜日から始まります。今年は、12月3日から始まります。ツリーが飾られ、アドベントクランツとして4本のろうそくが立てられました。毎週点灯するろうそくが一つずつ増えていきます。神様が私たちにくださったまことの光(主イエス・キリスト)が、少しずつ広がっていく様子を現しています。
 数年前、ネパールに行った時、光のお祭りをやっている最中でした。でも、光の祭りといいながら電気事情もあり、真暗ではないですが、比較的暗い感じでした。でも、その中では明るい箇所が一か所ありました。それは、ろうそくを売っているところです。ろうそくを持って行ってどこかにお供えするのだと思います。ろうそくは敷き詰めてあるのですがテーブル全部は明るくありません。半分だけ明るいのです。半分は暗いのです。その違いは、火が着いているかいないかです。多分、すぐに売れる分だけに火をつけて、残りはつけないでおいたのだと思います。でも、その時私が感じたのは、そこにある明確な違いです。光(火)が着いているかそうでないかです。同じろうそくで、素材には全く違いはありません。でも、光のあるなしそこには大きな違いがあるのです。私たちでいうなれば、このまことの光を持っているのか、そうでないのかです。もともとの性質は大して違いはありません。でも、主イエスを持つならば、私たちの心はポッと光に照らされ、温かくなるのです。まことの光がこの世に来てくださったのがクリスマスですが、もっと大切なことはその光を自分の心にも灯すということです。ぜひこのクリスマスの時主をお迎えしましょう。