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コラム 牧師の書斎から

2018年2月4日 澤村信蔵

「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」(イザヤ43章4節)

先週も雪が降りました。幸いにして、積もらなかったので雪かきをせずにすみ助かりました。でも、雪の結晶って本当に不思議ですね。雪は、雲の中で生まれた氷の粒です。でも、舞い降りた雪を見てみると、美しい形をした結晶が隠されているのです。そして、その形は多種多彩です。例えば、葉がついた枝中心から6本伸びたような形があります。その他にも、針のような細長い形や、六角形の板のような形もあります。研究者によると、実に121種類に分類されるのだそうです。でも、それは同じ形のようなものを分類しているだけなので、実際は、一つとして全く同じものはないのです。

形を決めるのは、雲がある上空の温度や、降ってくる間に通る地上の温度、また、それぞれの湿度などによりますが、同じ雲から降って来て、同じような場所を通ってきたはずであっても、実は全く同じではないのです。それぞれが違うのです。そして、もっと不思議なことは、そのどの結晶を見ても美しいのです。それは神が創られたものだからです。

そして、私たちは雪の結晶どころではない神の最高傑作です。生まれつきの姿、形も、千差万別です。我が家には5人の娘がいますが、似ているようで全く違います。生まれた環境や、家庭状況、また育ってきた過程、みんな一人として同じ人はいません。でも、神様は、私たちをそれぞれにふさわしく、必要なところを通して整えてくだあるのです。そして、神様が私たちに言われていることは、それぞれ違いがあるけれど、神様の目から見たら、私たちは高価で尊い存在だということです。そこにいるというだけで素晴らしい存在なのです。神に創られた最高傑作としてこの一週間もこの主とともに歩んでいきましょう。