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コラム 牧師の書斎から

2018年3月11日 澤村信蔵

先週韓国で持たれたティム・ケラーのセミナーに出席しました。「放蕩する神」「偽りの神々」などの著書で知られるメガチャーチの牧師です。ラブソナタにかかわっていた縁で、オンヌリ教会が宿泊滞在費を出して招待してくれました。日本から5名の牧師が一緒に行きました。様々な発見、刺激がありましたが、その中で、私たちを案内してくれたチェ先生が、これから本格的に開拓をされる教会を見せてくれました。場所は、端草区の中心街にある地下1階、地上5階建て建物の地下1階でした。以前は、サムソンの白物家電などの写真撮影など行っていた場所です。世の中を席捲してるIT文化に対抗して、さらに進んだものを生み出し、既存の教会にはない働きをしようと始められました。建物のオーナーご夫婦が、開拓教会のためにぜひ自由に使ってくださいとその場所を提供してくれました。非常に太っ腹な夫婦がいるものだと驚かされましたが、教会を訪れ、ご夫婦の事情を聴くとさらに驚きました。大きな借金をして土地を購入し、建物を建てたのですが、ある時、入っていたテナントと問題が起こり、更なる借金を抱えるようになりました。そういう中で、奥様がオンヌリ教会へと導かれ、その中で、もう一度神様に従うことの大切さを教えられました。まず神様のために用いていただこうと、本来なら40~50万ほどの収入が得られる場所ですが、教会に無償で貸すことを決めたのです。まず神様のためにささげて、そうするならば、神様は必ず祝福してくださると一歩を踏み出したのです。そのことを聞き、主の聖名をあがめました。問題が解決したから神をあがめたのではありません。私たちの主は、問題の真っただ中にあっても、支え守り祝福してくださるのです。