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コラム 牧師の書斎から

2018年6月24日 澤村信蔵

 先週の月曜日朝大阪で大きな地震がありました。震度6弱の大きな揺れで、死者5名、死傷者370名以上、住宅も300棟以上損壊しました。直下型の地震で、緊急地震速報なども地震が始まってから鳴った場所も多く、地震そのものには備えができないものでした。それでも、今回被害が抑えられたのは、阪神大震災、東日本大震災などを経験して、備えができてきたからだと言われています。特に大きな建物の耐震対策、免震対策は進みました。個人としても、水、食料などの備蓄をすることや、転倒防止対策をするなど、様々なことをする習慣はできつつあります。今回は、学校のブロック塀が倒れ、被災された子供がいましたが、その対策も今後進んでいくでしょう。失敗を糧に、さらに備えができていくことだと思います。私たちも被災された方々のために祈るとともに、自らの備えをしていきましょう。
ただ、今回のような場合、その場ではどうすることもできないことも事実です。でも、そうは言っても、やはり備えをしておかなければならないのです。いつどんな事態が来てもそれを乗り切ることが出来る私たちがすべき最善の備えは何でしょうか。それは、主イエスの前に立つ備えをするということです。でも、それは、主イエスを信じて天国に行く備えをするということだけではありません。今この瞬間神の国を生きるのです。今日の一日が永遠に続くかのように、精一杯今日できることをするのです。10年後、20年後、30年後の未来に向けて今日も種を撒くのです。また、同時に、今日が最後の日であるかのように、今日伝えるべきこと、やるべきことをしていくのです。ありがとう、ごめんなさいを今伝えるのもその一つかもしれませんね。また今度が来ないこともありうるからです。主イエスに会う備えを今日もさせていただきましょう。