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コラム 牧師の書斎から

2018年8月26日 澤村信蔵

「強くあれ。雄々しくあれ。彼らを恐れてはならない。おののいてはならない。あなたの神、主ご自身が、あなたとともに進まれるからだ。主はあなたを見放さず、あなたを捨てない。」(申命記31章6節)
 私たちは失敗することが嫌いですよね。失敗しないで生きていきたいと思います。でも、私たちが安心して生きていくために必要なことは、失敗しないことではありません。たとえどんな失敗をしても過ちを犯したとしても、自分を見放さないで、最後まで守り通してくれる人がいるということです。
 私たちが失敗を恐れてしまうのは、それによって自分の価値がなくなり、他の人が自分から去って行ってしまうのではないかと思うからかもしれません。不安な時、最後まで一緒にいてくれる人を求めます。
 私たちの神は、ともにいてくださるお方です。恐れを抱いた状況で、必ず語られる言葉は、「恐れてはならない」と言う言葉です。そして、それとともに語られる言葉は、このところでも語られていますが、「主ご自身があなたとともにいる」神がともにいるというメッセージです。具体的な解決方法を教えて下さらないこともあります。でも、終始一貫しているメッセージは、神がともにいるというメッセージです。私たちがどんな失敗や過ちを犯しても、また、どんな困難な状況に陥っても、イエス様は私たちを価値ある存在として認め、決して見放したり、見捨てたりはしない。そして、いつも一緒にいてくださる。これが神のメッセージです。私たちを今日も見捨てず、見放さないと言ってくださる主とともにこの一週間も歩んでいきましょう。