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コラム 牧師の書斎から

2018年11月18日 澤村信蔵

8日からカリフォルニアで山火事が大規模な山火事が起きています。毎年のように深刻な被害が出ています。今回は、高圧電線の故障が原因ではと言われていますが、最初のきっかけは人の手によることですが、起きてしまうともう手が付けられないのです。今回は被害が特に大きいとのことですので、覚えて祈っていきましょう。
大きな火だけではありません。台風などの大量の水、大地震など本当に自然の猛威を前にして、人間が制御できないことがあることを思い知らされます。でも、そういう大規模のものでなければ、私たちは制御できると思っていますし、ほとんど制御しています。でも、実は、小さいものでも制御することが出来ないものがあります。「どのような種類の獣も鳥も、はうものも海の生き物も、人類によって制せられるし、すでに制せられています。しかし、舌を制御することは、誰にもできません。それは少しもじっとしていない悪であり、死の毒に満ちています。」(ヤコブ3章7~8節)この後には、賛美とのろいの言葉が同じ口から出てくるとありますが、確かにそうですね。礼拝の時間は、主をほめたたえる言葉で溢れます。しかし、一歩礼拝堂から出たらその瞬間に、不平不満が口から出てくることもあるからです。大切なことは、そういう自らであることを知るということです。自分自身の舌でさえも制御することはできない。制御できないからこそ、制御できるお方にゆだねるのです。そうするならば語るべき言葉は、聖霊が教えてくれます。それは舌だけじゃないですね。自分で制御できないものであることを知り、神にゆだねていくなら必ず道は開かれていくのです。