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コラム 牧師の書斎から

2019年5月19日 澤村信蔵

 「あなたがたは、ただで受けたのだから、ただで与えなさい。」マタイ10章18節
 メディカルカフェでは、樋野先生が書いた本を読んでいます。その中で、こんな文章がありました。「本当にいいものは取るに足らないものの中にある。本当にいいものは、ゴミ箱の中にあります。だから誰にでも見つけられます。お金がかかったり、どこか遠くまで行かないと手にいれられないようなものは、本物ではありません。真実はゴミ箱の中にあります。誰にでも取りに行けるような場所にあります。」チャレンジングな問いかけですね。英語では、「The best things in life are free.(人生において最良のものは、タダだ)」ということわざがあるそうです。確かに、本当にいいものは誰にでも手にいれられるのです。
 神様は、良い者にも悪い者にも同じように雨を降り注ぎ、太陽を与えてくださっています。また、何より、私たちに与えられている救いがそうです。イエス様はどこでお生まれになったのでしょうか?まさに、最もすばらしいお方であり、すべての人が必要だからこそ、主イエスは、飼い葉おけの中にお生まれになったのです。そして、このお方を信じるだけで永遠の救いを得ることが出来るのです。これはすべてタダです。最良のものだからこそ、神は私たちにタダで与えてくださったのです。そして、どんな人にも及ぶのです。社会から認めらない人も、自分ではどうすることも出来ない罪人にも、死を前にした方にも、それこそ十字架にかかっている真っ最中の強盗にも及ぶのです。私たちは、この最良の救いをタダで受けたのです。私たちもこの救いを人々に与えるものとさせていただきましょう。