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コラム 牧師の書斎から

2019年6月2日 澤村信蔵

 「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。」(使徒16:31)
 先週の火曜日、榎戸順子姉が召され、昨日葬儀が行われました。榎戸姉は、佐藤良恵姉に導かれて成増教会に来られました。佐藤姉は、一枚のトラクトを受け取り、それをきっかけに紹介してもらった教会が、成増教会でした。最初に訪問してくれた下嶋英子姉や、その後出会った加藤寅吉夫妻、小林廉直先生夫妻など、一人一人のうちにある何か輝くものに惹かれたのだそうです。その後、主を受け入れて受洗をされた佐藤姉の姿をみて、この方は何か違うと感じたのが、榎戸姉でした。彼女は、自分から教会に連れていってと頼んだそうです。そして、主イエスに出会い、主の恵みに預かりました。それから二人で毎日のように祈る生活が始まりました。お二人の長年の祈りの課題は、家族の救い、特にご主人の救いでした。二人のご主人は、教会に行くことを喜んで送り出してはくださったのですが、自分が信じるとは言われませんでした。とうとう佐藤姉はこの地上では、ご主人の救いを見ることが出来ませんでした。でも、ご主人の定兄は、自分も同じところに行きたいと奥様の死後、教会に来られるようになり、イエス様を受け入れました。そして、悦雄兄は、奥様の死の少し前に、決心が出来、洗礼を受けることが出来ました。それは順子姉が一番願っていたことでした。お二人で心を合わせて祈ってこられた祈りがそれぞれ時期は違いますが確かに応えられたのです。涙の祈りは必ず聞かれるのです。私たちも今日も家族の救いを求めて祈りましょう。必ず主は救ってくださいますから。