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コラム 牧師の書斎から

2019年6月30日 澤村信蔵

「何事でも自己中心や虚栄からすることなく、へりくだって、互いに人を自分よりもすぐれた者と思いなさい。自分のことだけではなく、ほかの人のことも顧みなさい。」(ピリピ2:3~4)
 あなたは人をどんな風に見ていますか?中には、損得勘定で人を判断している人もいますえ。また、人の目を気にしている人もいます。自分と他人を比較している人もいます。
みことばは、「へりくだって、互いに人を自分よりすぐれた者と思いなさい。」と言っています。これは、決して自分を卑下して、あの人の方がすごい。自分なんて大したことないと思えと言っているのではありません。互いにと言っているように、「あなたも、素晴らしい。私も素晴らしい」とお互いに、互いの素晴しさを認め合うということです。これは、言葉で言うのは簡単ですが、難しいですね。そのコツは、神様が、あなたを愛するように、神様の目で相手を見るということです。まず、自分自身が神によって愛されているこのことを知ることが大切です。自分が神に愛されていると知ると、余裕が生まれます。何かをしなくても、愛されている確かさを知るからです。そうすると、その愛が、自分だけでなく、他の人にも注がれていることに気づくのです。その人も神に愛されている価値があることがわかるのです。愛して相手を見ていくと、優れているところが見えるのです。親バカという言葉がありますが、親は、愛しているからこそ子供の良いところが他の人より余計に見えているだけなのです。私たちも神の愛をもって見るならば、ほかの人のことも顧みることが出来るのです。ぜひこのことを教会の互いの中から実践していきましょう。