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コラム 牧師の書斎から

2021年1月10日 澤村信蔵

「イスラエルよ 主を待て。主には恵みがあり 豊かな贖いがある。主はすべての不義から イスラエルを贖い出される。」(詩篇130:7~8)

 8日緊急事態宣言が、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県に出ました。一週間前とは事態が大きく変化しています。私たちは日々爆発的に増加する様子を目にしながら、戸惑いと恐れの中にあります。礼拝をともにささげ続けることができるのかという事態になってきています。今までで一番シビアな状況であることは間違いありません。
 そういう中にあるからこそ、私たちは、「恐れるな。」と言ってくださる神の恵みと祝福のメッセージを聞き続けることが必要です。さらに、私たちが覚えておくことがあります。それは、神様には恵みがあり、豊かな贖いがあるということです。恵みというのは、ふさわしくないものに注がれる神様の祝福です。神様の愛と言い換えてもいいですね。神様は、私たちを愛していないからこの状況に置かれているのではありません。神様は何があっても私たちを愛して、恵みを注いでくださるお方です。それとともに、豊かな贖いがあります。豊かなというのは、あふれるほどのという意味ですが、神様は、あふれるばかりに贖ってくださる。救ってくださる力を持っているのです。神様は今日も私たちを愛しておられ、救う力を持っているのです。では、なぜ今救われないで悩みの中にあるのか・・それは、その時が来ていないからです。「主を待て」私たちはその時を期待して、主を待ち続けるのです。そうすれば必ず主は救い出してくださいます。