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コラム 牧師の書斎から

2021年6月6日 澤村信蔵

 イエスは彼に言われた。「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれも父のみもとに行くことはできません。(ヨハネ14:6)

 どの道を通っても、目的地に着くと思っています。特に最近は、ナビを使うので、道を知らなくてもいつか着くと安心している面もあります。でも、昔、奈良に住んでいた時、本当に困ったことがありました。事故渋滞をしていて、全然進まないので、当時はナビも持っていなく、少し脇道にそれてしばらくすれば戻ればいいやと思ったら、最初片側一車線の道が、しばらくすると、すれ違いがやっとできる狭さになり、さらに進むと行き止まりになりました。何度か同じ目にあい、それ以降我慢して、奈良では必ずつながっている道を進むようになりました。でも、それは人生においても同じです。ゴールに行けるように思える道が実はゴールに行けないということがあるのです。永遠の神様へとつながる道も一つしかありません。あの道、この道、どこの道でもゴールに行けると多くの人は思います。でも、イエスキリストは、わたしが唯一の道だと言われます。「わたしを通してでなければ、だれも父のみもとに行くことはできません」と断言されているのです。また、「この方以外には、だれによっても救いはありません。天の下でこの御名のほかに、私たちが救われるべき名は人間に与えられていないからです。」(使徒4:12)私たちは、今日もこの唯一の道であるイエス・キリストを通して、神に近づく者とさせていただきましょう。