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コラム 牧師の書斎から

2022年1月9日 澤村信蔵

幸いなことよ/悪しき者のはかりごとに歩まず/罪人の道に立たず/嘲る者の座に着かない人。主のおしえを喜びとし/昼も夜もそのおしえを口ずさむ人。その人は/流れのほとりに植えられた木。時が来ると実を結び/その葉は枯れず/そのなすことはすべて栄える。(詩篇1:1~3)

 日本では、雨が降らないことによって木が枯れるということはほとんど起こりません。でも、聖書の舞台であるパレスチナ地域は、雨が降る時期が限られていて、普段いつも日照りのような状態です。いつも青々として実がなるのは、オアシスなど本当に限られた地域だけです。水は、祝福のバロメーターです。だから、「流れのほとり」にというのは、祝福の源の象徴であり、祝福の神様のほとりということです。神のそばにある時、祝福があふれるように流れてくるのです。そのために大切なのは、主のおしえを喜びとするということです。いうなれば、神の国と神の義を第一に求めるのです。神様にしっかりと根を張っていけば、自然と実は結ばれていくのです。この世の現実は、厳しいですね。まさに、ずっと雨が降らずに、すべてを枯らすようなことが起こります。今私たちが体験しているコロナ下もいつ終わるんだと思うような戦いです。私たちの生活にもさまざまな影響が起きています。でも、私たちが祝福の源である神にしっかりと結びついているなら、どんな中にあっても必ず豊かな実を結ぶのです。この年も神に結びつくために、今日もともに主を礼拝していきましょう。