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コラム 牧師の書斎から

2022年2月6日 澤村信蔵

「信仰は、望んでいることを保証し、目に見えないものを確信させるものです。」(1)

 信仰とは何か。信仰とは望んでいることを保証し、目に見えないものを確信させるものです。でも、それは、私たちが望んでいることを全部叶えてくださるということとは違いますよね。私たちの人生の中でも信じて祈ってもその通りにならないこともあったはずです。それこそ願い通りでないことが降ってくることもありますね。というか、今私自身がその恵みの中にありますが・・・でも、みことばは真実です。間違ったことは言っていません。ここで直接的に言っているのは、私が望んだことではなく、神様ご自身、あるいはキリストご自身のことです。神が望んでいることは必ず実現していくのです。そして、その大前提として、神様は私たちを愛している、だから、必ず神が私たちに望んでいることは、良いことだし、そのことは必ず実現すると裏付けするのが信仰です。さらに、目に見えないものを確信させるとあります。ある人は、ここを「将来に起こることを確かなものとしてつかむ手であり」と訳しています。とてもわかりやすい表現です。それを確かなものとして掴むのが信仰です。私たちがどう思うことがあったとしても、すべてのことは、神の御手の中で最善になっていくのです。これから私自身もどうなるかわかりません。でも、何が起きても、神は私を愛して、私のために、またこの家族、教会にとって望むことを行ってくださると信じています。私たちには、どんなことが起こっても大丈夫なのです。それは、この信仰が神によって私たち一人ひとりに与えられているからです。