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コラム 牧師の書斎から

2022年4月24日 澤村信蔵

愛する者たち。私たちは、互いに愛し合いましょう。愛は神から出ているのです。愛のある者はみな神から生まれ、神を知っています。愛のない者に、神はわかりません。なぜなら神は愛だからです。神はそのひとり子を世に遣わし、その方によって私たちに、いのちを得させてくださいました。ここに、神の愛が私たちに示されたのです。(Ⅰヨハネ4章7~9節)

 月に一度、第4週の土曜日聖書を一書ずつともに学んでいます。昨日は、ヨハネの手紙でした。ヨハネは偽りの教師たちが間違った教えを教会の中に持ち込み教会が混乱する中、そうした教えに惑わされることがないようにこの手紙を書きました。そのために必要なことは神様がどのような方であるのかを知ることです。特に、ここで書かれているように、「神は愛」(8節)です。神様は愛を持っている方であるとか、愛なる方であるというのではなく、愛そのものです。そして、愛である神が、私たちが神の子どもと呼ばれるために、どんなにすばらしいことをして、愛を示してくださったでしょうか。まさにそれこそイースターの時に起きた出来事です。私を愛するが故に、イエス様が十字架にかかりよみがえられた・そのことを知る時、愛なる神を信じた者がすべきことは一つです。その愛に生きるのです。

「愛する者たち。神がこれほどまでに私たちを愛してくださったのなら、私たちもまた互いに愛し合うべきです。」(11)。まさに、愛こそすべてなのです。互いに愛し合うことにより神の愛をこの世に現わしていきましょう。