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コラム 牧師の書斎から

2022年5月29日 澤村信蔵

「何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。」(ピリピ4章6節)

 皆さんはどんなことを神様に祈っていますか?ここには、あらゆる場合にと書かれています。あらゆる場合ですから、当然自分が手に負えない出来事だけでなく、日常のほんのありふれたことであっても、私たちは神に祈り求めていいのです。ある女性牧師の先生がむかしこんな話をしてくれました。彼女が本当に疲れてもう祈る気力もなかった時です。そんな時、彼女は神様の特別な声を明確に聞いたのです。さあ、どんな声だったと思いますか?それは、こんな声でした。「あなた、最近疲れてるんじゃない?お肌があれるよ。お肌にはちゃんと保湿剤塗りなさい。髪もばさばさだし、化粧もした方がいいよ。」そんな声だったと言うのです。え?って思うような神様の声ですね。本当に神様が、そんなちっぽけなことを気にするのって思います。でも、神様は、自分自身も気づかないようなそんな小さな事をも気にかけてくださるお方なのです。そのことに気づかされた時、彼女はこんなにも私の化粧ののりのことまで気にかけてくださるほどが愛されていると実感できたのです。そうです。神様は私たちのことをどんな小さい事でも気にしてくださるお方なのです。だから、どんなささいなことであってもいいのです。あらゆる場合に神の前に私たちの願いごとを持っていきましょう。