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コラム 牧師の書斎から

2022年6月12日 澤村信蔵

胎内にいたときから担がれ、生まれる前から運ばれた者よ。あなたがたが年をとっても、わたしは同じようにする。あなたがたが白髪になっても、わたしは背負う。わたしはそうしてきたのだ。わたしは運ぶ。背負って救い出す。(イザヤ書46章3~4節)

 このみ言葉は、先週6月8日召された松澤道子姉が好きだったみ言葉です。施設の方が、昨年の誕生日、お祝いしてくれた色紙の中に、このみことばが書かれていました。施設の方が、みことばを書いてくださるのは本当に不思議なことだと思います。それだけ道子さんがこのみことばに捉えられていたのでしょう。そして、何より、道子さんの人生を背負って運んでくださった主がおられたからです。そして、このみ言葉は私たち一人一人にも語りかけられています。私たちは、時に自分が一人であると思います。自分の助けは来ないと思います。頼りとする人は、頼りとするものは、みんななくなったそんな時が来るかも知れません。でも、主は言われるのです。たとえ、そうなっても、あなたが生まれたばかりで力のない時も、また年をとってすべてがなくなったと思う時も、いや、自分には力があると思いこんで自分の力で生きていると思い込んでいた時も、わたしはいつもあなたと共にいて、運び続けると。だから、あなたはひとりではないのです。あなたがどんな状況に追いやられたとしても、そこから背負って助け出してくださる主がおられるのです。今日も私たちはこの主に期待していきましょう。そして、今日もこの主を賛美し礼拝していきましょう。