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コラム 牧師の書斎から

2022年9月4日 澤村信蔵

 父がわたしを愛されたように、わたしもあなたがたを愛しました。わたしの愛にとどまりなさい。(ヨハネ15章9節)

 「両手いっぱいの愛」という賛美を知っていますか?ある日、イエス様に聞いてみたんだ。どれくらい僕を愛してるの?って出だしです。実際どれくらい愛してくれているのでしょう?それは、ご自分の手のひらに釘を打たれ、十字架にかかって死んでくださったほどです。それほどまでに愛してくださいました。ここには、わたしの愛にとどまりなさいとあります。私たちがとどまるのはその愛です。キリストにとどまるということは、このイエス様の愛にとどまるということです。実際、神の愛を本当に知った人は神の愛から離れないし、離れることができないのです。弟子たちはどうだったでしょうか。彼らも完全ではなかったので公けの場で主を否んでみたり、自分が捕らえられてしまうのではないかと恐れて我先にと逃げましたが、そして、復活後もおびえて家に隠れていたような人たちでした。それでも皆、イエス様の元へと帰って来たのです。それでも赦してくれるこの愛にとどまり続けたのです。ただ例外は、イスカリオテのユダです。彼にも悔い改める機会はあったと思いますが、絶望して、死を選んでしまいました。せっかくの愛なのに自分から離れてしまったのです。イエス様は何があっても私たちを愛し続けてくださるのです。私たちは、今日も、このキリストにある神の愛にとどまり続けましょう。そして、神の恵みの中を歩んでいきましょう。