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コラム 牧師の書斎から

2022年9月18日 澤村信蔵

 イエスは起き上がって風を叱りつけ、湖に「黙れ、静まれ」と言われた。すると風はやみ、すっかり凪になった。イエスは彼らに言われた。「どうして怖がるのですか。まだ信仰がないのですか。」(マルコ4章39~40節)

 今、強烈な台風が日本に近づいていますね。明日も休日ですので、予定があった方もおられるかもしれませんね。でも、台風が上陸してしまって、風や大雨がやってくると予定をキャンセルするなどもやむをえないかも知れません。自然災害は、私たちがどうすることも出来ないものの一つですね。でも、実は、どうすることも出来ないわけではありません。この時も、イエス様一行が湖の上にいる時に大嵐にありました。イエス様だけはよっぽど疲れていたのでしょう。舟の中で眠っていました。でも、弟子たちは大慌てで、水をかきだしたりしていたのですが、全くおさまる気配はなかったのです。結局イエス様が起きて、嵐を静められたのですが、ここで主は「どうして怖がるのですか」と語り掛けられます。なぜ怖がるのか・・それは、イエス様に嵐を静める力がないと思っていたからです。それと同じことが私たちにも言えます。私たちもいろんな人生の嵐に遭遇します。もうダメと思う時もあるでしょう。でも、そんな時も主は私たちに怖がらなくていいよと言われるのです。なぜなら、嵐も、人生の嵐も静めることができるお方が一緒に入るからです。私たちの主は、あなたのどんな問題も嵐をも静めることができるお方です。「どうして怖がるのですか」と主は今日も語っています。恐れることなく、主に従っていきましょう。