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コラム 牧師の書斎から

2022年10月16日 澤村信蔵

イエスは彼らに答えて言われた。「まことに、まことに、あなたがたに言います。子は、父がしておられることを見て行う以外には、自分から何も行うことはできません。すべて父がなさることを、子も同様に行うのです。」(ヨハネ5章19節)

 今年から、教団の理事の働きも増えてしまい、何かを自分からしているというより、させられているというか、しないといけないことにただ追われている時間が増えているように思います。しかも、やるべきことは思い通りに出来て行かない。目の前のことをこなしているだけで本当の意味で自分のなすべきことが出来ていないように思います。 自分には、何が出来て、何をしなければならないんだろう。最近そんなことを考えさせられています。そんな時に、このみ言葉で励ましを受けました。イエス様にも出来ないことがあった。これも励ましですね。イエス様もなんでもかんでもしたのではないのです。いやむしろイエス様は、本当に必要なことしかされなかった。本当にやるべきこと、それは、父がされていること、父が望んでおられることだけです。イエス様の関心はそこにしかないですね。人からどう思われるかとか、どんな成果を残すか・・それよりも、ただ父のみこころだけを求めて行われたのです。そういう意味で言うならば、私も、また皆さんも同じです。一つ一つ、目の前にあることをこなしていくのではなく、イエス様ならどうされるか、父なる神は何を望んでおられるかそのことを信仰をもって受け止めて、目の前にあることをただ忠実に精一杯行っていけばいいのです。