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コラム 牧師の書斎から

2022年10月23日 澤村信蔵

順境の日には幸いを味わい、逆境の日にはよく考えよ。これもあれも、神のなさること。(伝道者の書7章14節)

 皆さんは、今順境ですか?それとも逆境の中ですか?私たちは、順境ばかりを願いますし、逆境は通りたくないとも思います。でも、順境ばかりだと私たちは幸いを味わうことが出来ないのです。この数年は、コロナ下にあり、今までにはなかったこと、行事の中止や延期など、果ては、教会でともに集まって礼拝が出来ないなどの時も通りました。なにかしらの逆境を通ったことでしょう。でも、今コロナがある程度落ち着いて、上がり下がりはあっても、終息へと向かい、日常を取り戻す中で、これまでには気づかなかった感謝が出てきているのではないでしょうか。秋祭りを行いましたが、内容も良く、沢山の人も来てくださいましたが、それ以上に、無事予定通り行うことが出来たことを感謝しましたよね。今日ともに集まることが出来ることも感謝。普通にできることそれ自体が幸いなのだと逆境を通ることによって初めて知ることが出来るのです。私たちが神様に出会うのも、生涯にとって忘れられないみことばに触れられるのも、順境ではなく、逆境の時が多いですね。逆境を通して、立ち止まり、神のまえに静まり考えるときが与えられるのです。そう思うと、私たちの人生は、順境もあり、また逆境もあるから感謝なのです。神様は一番良い時に、私たちの人生に順境をまた、逆境を備えてくださるのです。あれもこれも神のなさること。どちらにしても神の最善であることを心から感謝しましょう。