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コラム 牧師の書斎から

2023年1月15日 澤村信蔵

第一の月の十四日には夕暮れに過越のいけにえを主に献げる。この月の十五日は主への種なしパンの祭りである。七日間、あなたがたは種なしパンを食べる。(レビ記23章5~6節)

 今日は、1月15日ですが、ユダヤの暦で第一の月の15日は、何の日か知っていますか?レビ記等に書かれていますが、過ぎ越しの祭りが行われる日です。ただ、ユダヤの第一の月は、大体3月~4月になります。この時に食べるのが、種入れぬパンです。パンは普通、小麦粉にイースト菌などを入れて、膨らまして焼きます。でも、「マッツァ」は、種なしパン、つまりイースト菌などを入れないパンということになります。小麦粉で練って、そのまま焼いて食べます。小麦粉ではないですが、私たちが同じようにこねてつくるもの、それは餅です。「マッツァ」と「餅」何か発音も似ていますね。興味深いことに、マッツァは、祭壇に供えられるとき、丸く平べったい形にして、これを左右に6個ずつ、計12個(イスラエル12氏族を象徴している)重ねて供えます。これは鏡餅に似ています。神社では数は違いますが鏡餅を祭壇に左右に分けて供えています。こんな風習は、他の国にはないのだそうです。なんか私たちが正月にしてきたことが、イスラエルから流れてきていると思うとなんか不思議な感じがしますね。実際のところはわかりませんが・・今日は、みんなで一緒に餅つきをします。こんなことも思いながら、楽しくやりましょう!