ここからコンテンツ

コラム 牧師の書斎から

2023年1月29日 澤村信蔵

 「はじめに神が、天と地を創造された。」(創世記1章1節)

 昨日の聖書を学ぶ会では、創世記を共に見ていきました。聖書の最初のことばは、冒頭のみ言葉です。この言葉は、様々なことを私たちに教えています。第一に、この世界は、はじまりがあるということです。世界は、初めから終わりに向かって進んでいるということです。第二に、この世界は、目的をもって造られたということです。「神」という私たちの想像をはるかに超えた方が、この世界を創造されたのです。とすれば、造られた私たちには、必ず目的があります。でも、もしこの世界が、偶然できたとすればどうなるでしょうか?当然、私たちがこの世に生まれたこと、今あることも偶然にしかすぎません。そこに意味を見いだすことは不可能です。どんなに、自分の生きる意味を訪ね求めても、それらの労苦は無駄であって、答えはないことが決まっているからです。自分の人生になんの意味も見出すことが出来ないとしたら、私たちは生きる意味があるのでしょうか。でも、まことの神は語ります。「わたしがあなたを創造した。価値があるもの、目的があるものとして創造した」と。そして、私たちの存在意義の答えを知っているのは、私たちの創り主であるこのまことの神です。だからこそ、私たちは今日も、神のことばを求めるのです。自分が何のために生き、また何をしていけばいいいのか。今日も私たちの創り主である神のことばに耳を傾けていきましょう。