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コラム 牧師の書斎から

2023年2月12日 澤村信蔵

 イエスは彼らに言われた。「どうして怖がるのですか。まだ信仰がないのですか。」(マルコ4章40節)

 今嵐の真っただ中ですか?それとも凪のような中にあるでしょうか?凪のような中にある方は幸いですね。でも、嵐の真っただ中にある方も幸いですね。なぜなら、どんな人生の嵐の中にあっても、平安を持つことが出来るからです。この出来事は、イエス様が「向こう岸へ渡ろう」と呼びかけることから始まります。イエス様の言うとおりにしたら、どんな問題も生じないのではないということです。それでも、嵐はやってくるということです。しかもその嵐は、容易に乗り越えられるものではありませんでした。プロの漁師も沢山いるのですが、その弟子たちが「先生。私たちが死んでも、かまわないのですか」(38節)と言うくらい死の恐怖を感じたのです。私たちも人生の中で、もう終わりと思うような出来事に遭遇することがあります。でも、主は言われるのです。「どうして怖がるのですか。まだ信仰がないのですか。」と。私たちにとっては怖がることは当然ですが、イエス様にとっては、怖がること自体がありえないのです。なぜなら主がともにいるからです。イエス様は今日も私たちとともにいるのです。それなのに、どうして怖がる必要があるのでしょうか?全くないですよね?私たちの主は、今日もう一度そのことを私たちに語っています。「どうして怖がるのですか。わたしがともにいるではないか。あなたは大丈夫だ」と。今日もこの主のことばを受けて、ここから出て行きましょう。