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コラム 牧師の書斎から

2024年4月21日 澤村信蔵

こう言った。「みな、初めに良いぶどう酒を出して、酔いが回ったころに悪いのを出すものだが、あなたは良いぶどう酒を今まで取っておきました。」ヨハネ2章10節

昨日は、春祭りでした。ピエロのようへいくんが子供たちをひきつけるパフォーマンスと、主イエスの証をしてくれました。また、祈っていた方々が来てくださって本当に良かったですね。ある人から、どうしてお酒を出すんですかと聞かれました。しかも、先生はお酒を好きでないのにと言われました。でも、酒が悪いとは聖書は語っていませんし、イエス様ご自身もぶどう酒を飲まれていました。しかも、ヨハネに出て来る最初の奇跡は、水をアルコールに変える出来事ですね。だから、酒が悪いなんてことはありえないのだと思います。しかも、あのしるしにはいろんな意味があると思いますが、今回話をしている中で、教えられたことは、イエス様は、酔っ払いに対しても、最高のぶどう酒を出されたということです。酔っ払いという表現は、あまり良い印象を受けないかも知れませんね。でも、イエス様は、たとえ酔っぱらっている人に対しても最高のものを与えられるのです。それは、その後の人生においてもそうです。人々から嫌われていた取税人、宗教的に汚れているとされていたツァラートにおかされた人、蔑んでみられていた姦淫の女、そういう一人一人に、最高のものを与えられたのがイエス様です。イエス様の目からしたら、すべての人が大切な一人なのです。私たちも周りの人に対して、そのような目を注ぐものとさせていただきましょう。