コラム 牧師の書斎から
2024年5月12日 澤村信蔵
わたしは愛する者をみな、叱ったり懲らしめたりする。だから熱心になって悔い改めなさい。(黙示録3章19節)
先日、ある方から手紙を頂きました。残念ながらラブレターではなかったのですが、それ以上に感動する手紙でした。それは、悔い改めの手紙、謝罪の手紙でした。信仰の大先輩の先生が、しばらく前に、私のことを息子に似ていると言われたんですね。私は、その先生の息子さんを知らないので、へえ、そうなんだと思いながらいたのですが、先日お会いした時に、この前は悪かったねえ、私の息子に似ているなんて言ってしまってごめんなさいという言葉とともに、お手紙を頂いたんです。自分の息子に似ているという言葉は、少なくとも、その先生が私のことを嫌っていないというか、むしろ好意的に思っていてくださる言葉だと受け止めて悪い気はしていなかったのですが、その先生は帰ってから、そう言ってしまったことを神の前で示されて、それを何十年も後輩の私に謝罪をしてくださったのです。恐縮しましたが、同時に、非常に教えられました。自分は、神様の声を聴いた時に、ここまで素直に行動できているだろうかと・・・私にとって、その手紙は、大切なものとなったとともに、私自身が今後歩んでいく一つの指針になりました。皆さんはどうですか?神様から教えられた時、どのように行動していますか?小さい事でも、素直に応答するその姿を見習ってみませんか?