コラム 牧師の書斎から
2024年7月28日 澤村信蔵
私たちが真実でなくても、キリストは常に真実である。ご自分を否むことができないからである。(Ⅱテモテ2章13節)
先週は、理事会がありました。教団のことで、決めるべきことは山積みなので、いつもは、決めるべきことを決めるというだけの事務会になってしまいます。目の前のことに追われてしまうので、少しゆったりと教団の将来について話す時を持とうと、年に一度は合宿を持っています。今回は、一緒に理事をしている笹川先生の教会、旭川ですることになりました。北海道のゆったりと流れる時間の中で、いろんなことを話すことが出来ました。そして、せっかく旭川に来たのでということで、三浦綾子記念館へ連れて行ってくれました。今回一番驚いたことは、三浦綾子さんが、御主人光世に感謝のことばを記して、本を送り続けたことです。そこには、光世さんが祈って支えてくれて感謝だという言葉と、神様への感謝のことばが常に書かれていました。何より驚くのは、すべての作品でやり続けたということです。一度感謝を表すことは難しくないでしょう。でも、し続けるというのは本当に難しいことですね。
そして、その姿を思い、導かれたのは冒頭のみことばです。私が感動したのは三浦綾子さんのように真実をし続ける人が多くはないからです。でも、私たちがどうあろうとも、私たちの主は、だれよりも真実だということです。ご自身を否むことが出来ないお方が私たちの主なのです。今日も主イエスは、真実に愛し、私たちに恵みを注ぎ続けてくださるのです。
今日もこの主を心からほめたたえていきましょう。