コラム 牧師の書斎から
2024年10月27日 澤村信蔵
「それゆえ、人は父と母を離れ、その妻と結ばれ、ふたりは一体となる。」この奥義は偉大です。私は、キリストと教会とをさして言っているのです。それはそうとして、あなたがたも、おのおの自分の妻を自分と同様に愛しなさい。妻もまた自分の夫を敬いなさい。（エペソ5章31~33節）
昨日、教団の牧師である笹川愛広師と羊子姉の結婚式が成増教会で執り行われました。二人を祝福するために、溢れるばかりに沢山の人が来られていました。結婚式は、いつも出るごとに、神の前に立たされるという体験をします。二人の誓約を見ながら、自分はどうだろうかともう一度神の前に自分自身も誓約するように導かれます。妻をどこまで愛しているかと探られます。そして、夫婦の関係も素晴らしいのですが、聖書はそれよりももっと素晴らしい関係があると語ります。それが私たち教会とイエス様の関係です。私たちとイエス様は、完全に結ばれて一体とされているのです。しかも、ここには、「人は父と母を離れ」とまであります。イエス様は十字架にかかる時、父と完全に離れる時がありましたね。その結果、私たち教会と結ばれたのです。この結びつきは絶対に切れることがありません。地上の夫婦の関係は、うまくいかないこともありますし、うまくいったとしても死が二人を分かつのです。でも、私たちとイエス様の関係は、世の終わりまで変わらないで、ずっとともにいる関係なのです。私たちは今日も、この一つとされているイエス様とともに歩んでいきましょう。