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コラム 牧師の書斎から

2024年12月22日 澤村信蔵

 博士たちは、王の言ったことを聞いて出て行った。すると見よ。かつて昇るのを見たあの星が、彼らの先に立って進み、ついに幼子のいるところまで来て、その上にとどまった。その星を見て、彼らはこの上もなく喜んだ。(マタイ2章9~10節)

 メリークリスマス!主のご降誕を心からお喜びいたします。東方の博士たちが、今日の礼拝のメッセージのもう一つの主人公です。言わずもがなですが、最も重要な主人公はイエス・キリストです。このキリストの誕生をお祝いするのがクリスマスです。東方の博士たちによって、キリストが生まれたというニュースが届けられました。でも、ヘロデ王もエルサレムの人も誰もキリストに会いに行こうとはしませんでした。彼らは、キリストがどこに生まれるかを知っていました。その知識は山ほど持っていたのです。でも、動こうとしなかったのです。キリストの誕生を知って会いにいったのは、ユダヤ人ではない博士たちだけでした(当日には、羊飼いたちも行きましたが・・)。そして、その彼らだけが幼子に会うこの上もない喜びを体験することが出来たのです。これは、今も同じです。礼拝において神のメッセージを聞きます。キリストの話を聞きます。でも、聞いたままで何もしないでいるならば、私たちの人生には何の変化もありません。聞くだけに終わらないでみことばに応答して、イエス様を積極的にお迎えする時に、この素晴らしい喜びを私たちも体験することができるのです。今日是非この喜びをともに味わいましょう。