ここからコンテンツ

コラム 牧師の書斎から

2024年1月12日 澤村信蔵

わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。(イザヤ書43章4節)

先日、読んだ本に、「ぞうさん」の歌について書いているものがありました。「ぞうさん、ぞうさん、お鼻が長いのね」これは、ぞうに対する侮辱の言葉だと。確かにそうかもしれませんね。私は、後頭部が大きいというコンプレックスがあります。だから、坊主にしたり、髪をある程度以上短くするということにすごく抵抗があります。あなた、後頭部大きいのねと言われたら、その通りなんですが、立ち直れないほどのショックな言葉です。でも、ぞうさんは、「そうよ。かあさんも長いのよ」と自分の弱さ、弱点をも乗り越えることが出来ているのです。それは、かあさんがあなたの鼻が長いのは、私に似ている、素晴らしいところなのよと言ってくれていたのではないかというのです。それを読んで本当にそうだなと思いました。

 私たちも、いろいろコンプレックスや弱点などがあります。人から指摘されたら、時には反発を覚えたりします。でも、そのあなたを作ってくださったお方はどういっているのでしょうか?「ごめん、あなたのそこだけはわたし失敗した」と神様は言われているのでしょうか?そうではありません。あなたは、わたしの最高傑作だ。わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛していると言われているのです。あなたは、神の最高傑作です。たとえあなたが自分の嫌なところであっても、あなたはだから素晴らしいと言ってくださるお方がいるのです。私たちはこの年もこのお方の声にいつも耳を傾けていきましょう。