コラム 牧師の書斎から
ディケンズが子に伝えたかった福音
2026年2月22日 澤村信蔵
「全世界に出て行き、すべての造られた者に福音を宣べ伝えなさい。」(マルコ16:15)
先日、キング・オブ・キングスの試写会に行ってきました。TOHO系で3/27から上映されます。実話をベースとしたアニメです。主人公は、英国の文豪チャールズ・ディケンズ。彼は、“The Life of Our Lord(主の生涯)”という物語を自分の子供たちのためだけに書き、毎年クリスマスに読み聞かせていました。生前はこの本の出版を厳しく禁じ、その子どもたちもやがて家庭を持ち、毎年クリスマスに読み聞かせ続けました。彼の子供たちが全員亡くなるまで出版を延期し、没後64年ようやく出版されました。この本はこう始まります。「愛する子供たちよ。私はあなたたちがイエス・キリストの歴史について少しでも知ってほしいと切に願っています。なぜなら、誰もが彼について知るべきだからです。彼ほど善良で、親切で、優しく、そして、悪事を犯した人、あるいは何らかの形で病気や惨めな状況にある人に対して、これほどまでに同情心を持った人はかつていませんでした。」映画はこの物語を初めて自分の子供の一人に話す場面をアニメ化したものです。ストーリーは、聖書に基づきイエス様をただ紹介するだけのものです。でも、子どもにどうしても伝えたいと願ったディケンズの思いが流れてきました。言葉で伝えることが出来ない場合は、この映画を一緒に見ることからはじめてもいいかも知れません。一人でも多くの人に福音が届きますように。



