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コラム 牧師の書斎から

赦してくださる神への畏れ

2026年6月14日 澤村信蔵

 "しかしあなたが赦してくださるゆえにあなたは人に恐れられます。"詩篇 130篇4節

 出エジプト記20章20節でモーセはイスラエルの民に「恐れることはありません。神が来られたのは、あなたがたを試みるためです。これは、あなたがたが罪に陥らないよう、神への恐れがあなたがたに生じるためです。」と言いました。ここで、「恐れ」という言葉が二度登場しますが、二つの異なる使い方がされています。「恐れることはありません」は、主に対して恐怖心を抱いてはいけないということです。主が来られたのは恐怖心を植え付けるためではなく、彼らの中で、神への健全な恐れ、つまり敬意、慎みなどが生まれることによって彼らが主に対して罪を犯さないようになるためであると言うのです。罪人の恐れは、罪から生まれます。しかし、聖徒の恐れ(畏れ)はあわれみから生まれ、主に対して罪を犯す生き方を選びません。罪を犯し、その罪に悔いた心の持ち主の声を主が聞き入れてくださる理由は、一方的な主のあわれみによるのです。主の前に出る人の祈りの声に主は必ず耳を傾けてくださいます。私たちは、今日も、恐怖ではなく、神への畏敬の念をもって神に近づきましょう。どんな罪を持っていても大丈夫です。必ず神はイエス様の十字架のゆえに、赦してくださるのです。神と交わることができるのです。「あなたが赦してくださるゆえにあなたは恐れられます。」今日も赦してくださる神様に畏れ敬いつつ近づいていきましょう。