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コラム 牧師の書斎から

2009年1月25日 小平牧生師

先週行われたアメリカのオバマ新大統領の就任式で、リック・ウォレン牧師が祈りました。ウォレン牧師は、ロサンゼルスのサドルバック教会の牧師で、日本でも多く読まれている『人生の五つの目的』の著者です。かつて一緒に写した写真があったはずなので、家族に自慢しようと思って捜しましたが出てきません。残念。

彼は、新大統領のために次のように祈りました。

“Give to our new president, Barack Obama, the wisdom to lead us with humility, the courage to lead us with integrity, the compassion to lead us with generosity. “

上手に日本語に訳せないのですが、「私たちの新しい大統領であるバラク・オバマ大統領に、へりくだって私たちを導くための知恵と、誠実に私たちを導くための勇気と、寛容をもって私たちを導くための同情心を与えて下さい」という内容です。

大統領に求められることとして、すばらしいと思いませんか。実は、西宮チャペルの英会話クラスに自民党の衆議院議員のOさんが出席していますが、彼の経営する学校が国有地を不正な方法で購入したということが先週ニュースになりました。私はその二つの記事を読みながら、私たちも日本の政治家や指導者のために、ウォレン牧師が祈ったように祈らなければならないと思いました。もちろん、政治家だけではありません。会社の社長のために、また夫のために、同じように祈りましょう。牧師のためにもこのように祈って下さい。ウォレン牧師は、奥さんと子どもたちの名前も挙げて大統領のために祈りました。ウォレン牧師も夫婦関係で危機的な状況を経験して来た方なので、家族がどんなに大事か知っていたのでしょう。私たちも指導者の家族のために祈りたいものです。